アカデミック雑談会 (Academic Dialogue Networks)

多分野の人とアカデミックな対話を触媒にした定期的なつながりの場

<第3回 アカデミック雑談会 online>

皆様こんにちは!

先日開催したアカデミック雑談会のまとめです。今回は以前に参加されたキノシタさんとの共同開催でした。準備やファシリテーションありがとうございました。

最近はおかげ様で約1ヶ月ごとと、だいぶコンスタントに開催しております。またこういう情勢ですのでオンラインでの開催ですが、関西・関東問わず、様々な方にお越しいただけているのかなと思います。

 

さて「トークに積極的な参加者ばかりで、スムーズに開催できたので感謝です」や「とてもいいテンポでお話聞けました!」というコメントのように、2時間半の長丁場でしたが、話が途切れることなく、むしろ話し足りないという感じで、少し寒くなってきましたが、アツい会だったのではないかと思います!

「色んなことに疑問を持ってそれをあらゆる形で突き詰めようとする同世代の人がたくさんいてすごく刺激的だった」というご感想もありましたが、まさにアカ談の目的とするところかなと思います。(雑談に”目的”というのも変な気もしますが笑)

アカデミックな知識というよりも、アカデミックな雰囲気を大切にしている会で、最近は学生と社会人のバランスもいい感じになっていると思います。

またぜひやりましょう!!

 

以下、皆さんに自己紹介とふりかえりでGoogle Formに書いていただいた内容です。よろしければご覧ください。

 

  • とき・ところ

2020年11月14日(土) 19:30-22:00

Zoom

  • 参加者

7名

 

―――自己紹介―――

  • 関心の変遷(始点→終点)

ミクロ経済学→プラットフォーム・ビジネス(特に構築プロセスとガバナンス)、研究方法論(ケーススタディ、シミュレーション、テキストマイニング数理モデル

考古学→証券(趣味:バスケ→和太鼓→ダンス)

音楽→→ジェンダーセクシュアリティ、(海外での)人種差別、(日本での)人種差別、人が生きていく上での幸せという概念、幸せでいることの難しさ、心理学、環境問題、ヴィーガン 、人権、政治、親子関係などの家族周辺問題、宗教、その他多数…今はとりとめなく色んなことに関心があります

金融→企業の異質性

建築→複雑系

自然環境→社会・資源マネジメント

環境問題→地産地消、地域循環

 

  • 本1冊(または気になるトピック)

『巨大アートビジネスの裏側』『世界の経営学者はいま何を考えているのか』

日本も脱炭素へ本格的にあゆみ出そうとしている

自由からの逃走(エーリッヒ・フロム)

入門経済学 (アセモグル 他)

多モデル思考

The hidden life of trees

『なめらかなお金がめぐる社会(家入一真)』あとは、まだ読み始めたばかりなのですが、『人はなぜ憎しみあうのか 「群れ」の生物学』が面白そうです。

 

―――ふりかえり―――

  • 1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと

自分の研究していることを深く話せるようにならなければと思いました。/色々社会経験をされてきた方々のお話を聞けて学びが本当に多かったです。

ビーガンや環境問題について身近に感じることができた。大学人でない人が多いがとっても「アカデミックな」感じがする、という疑問というか、大学の役割についても考え直したいと思った。

(自分の)興味の幅は広いが表面的で深みがないと再確認。色んなことに疑問を持ってそれをあらゆる形で突き詰めようとする同世代の人がたくさんいてすごく刺激的だった。その疑問を解明しようとするアプローチや、疑問自体をなくすために解決しようとするアプローチとか、疑問は疑問のままで仕方ないけど溝を深めるために改善しようというアプローチ...それぞれがそれぞれに真剣に取り組んでいて、とてもおもしろく、楽しい会でした。

話していて研究になりそうなアイデアが出てきた。分野外の人と話すことの大切さを改めて感じた。

問題の共有と行動を若者は求めている。社会の最小単位から多様性は大事だ。日本をどうしたいのか一緒に考える人がいることは、まだ日本に希望はあるということ。ケーススタディ大事。

経済学や環境問題に関する話が多かったが、気候変動や政治・外交による不確実性が経済モデルにどのように考慮されているか深掘りたいと思った。また人の幸せのかたちが経済合理性から、環境や社会資本の増幅へとシフトしていく中で今後経済モデルがどのように変化していくのかも気になった。

 

ニュース等を見た時にその裏まで自分で考えてみることをしたいと思います。

インドネシアのスタートアップGo-jekのケースとブロックチェーンの論文を読む
積読解消に努めます。

しばらく田舎にこもることになりそうなので、いろんな人と会話する機会を意識的に増やしていきたい。

本を読む

皆さんのおすすめ本読んでみようかなと思いました。あと、仕事で地域通貨のことをやっていて、流通量の調整などもするので、もう少し経済の勉強をしようと思いました。頑張ります!

 

  • 3. 今日の会へのコメント

全体の時間としては非常ちょうどよかったと思っております。始まりが後一時間遅いとより参加しやすいかもしれません。

1セット45分は短いかな…ただとてもいいテンポでお話聞けました!

めちゃくちゃ楽しかったです!また機会があれば参加したいです。

今回も刺激的で学びの多い会でした。楽しかったです。主催者の方々にはいつも感謝しています。

トークに積極的な参加者ばかりで、スムーズに開催できたので感謝です。

今日はお声がけいただいてありがとうございました!社会人になると、社内のコミュニティで完結してしまうことが多く、久しぶりに多種多様なバックグラウンドの方々とお話しできてとても楽しかったし、勉強になりました。経済のモデルの話や企業研究の話など、仕事に直結しそうな内容が多く、社内だけじゃなく外にも学びの場を求めて行った方が良いなと改めて思いました。非常に刺激的な会でした!ありがとうございました!!!

 

(イナダ)