<第7.2回 アカデミック雑談会 online>
皆様こんにちは!
先日オンラインで開催したアカ談のまとめです。
今回の参加者は西は沖縄、東は東京と日本を横断するような分布になりました。こうした地理的な多様性の影響もあったのか、今回のアカ談で盛り上がりを見せた話の1つが地方創生。参加者からは「人事の面から見た地方創生の難しさは検討の余地あり」、「地方で優秀人材をリテインするには?⇒地方に留まらせるよりも、むしろ都会から地方に移住したい人のモビリティを担保することが重要?」といった感想もありました。
まさしく今回のアカ談がそうだったように、もはや何処にいても会話や仕事をすることができる世界では、地方の在り方もどんどん変わっていきそうですね。とても話に膨らみのあるテーマでした。
また他に感想が多く寄せられたテーマが「量子」。「量子コンピュータは複雑な組み合わせ、例えば創薬の分野などで有望」、「量子センシングおもしろそう」など多くの参加者が期待の膨らむテーマに興味津々でした。また量子のテーマを紹介してくれた参加者の方からは「違う研究分野出身の人と話すことで得られる発見が期待以上に多かった。/量子の将来性、思ったよりあるかも。」との嬉しい感想も頂きました。
違う分野の人と話すからこそ、自身の研究や専門領域が持つ意外な面白さを発見できる。今回もそんなアカ談らしい面白さが溢れた素敵な会となり良かったです。参加してくれた皆さんありがとうございました~!
とき・ところ
2021年5月2日
Zoom
参加者
6名
―――自己紹介―――
関心の変遷(始点→終点)
イタリア語→磁化ダイナミクス
組織づくり(中高)→コミュニティの経営(会社:自治体への営業、人事、プログラミング部)
物理→マインドセット
ミクロ経済学・行動経済学→プラットフォーム・ビジネス:構築プロセス、ガバナンス+研究方法:追跡調査、シミュレーション、自然言語処理
組織論⇒ワーク・ライフ・バランスと上司行動
経済学(数理モデル分析)→管理会計(シミュレーションモデル分析)や組織学習
本1冊など
職場で馬鹿みたいに仕事量が多いけど、全てこなしている有能な人に、「自分が実働して働かなくてもいい仕組み作りが大切。」とアドバイスされた。
プロダクトマネジメントのすべて
進化論研究の最先端に関する本を読みたいです
巨大アートビジネスの裏側
持続可能な魂の利用(松田青子 著)
ジェリー・ミュラー著、松本裕訳(2019)『測りすぎ―なぜパフォーマンス評価は失敗するのか』
―――ふりかえり―――
1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと
違う研究分野出身の人と話すことで得られる発見が期待以上に多かった。/量子の将来性、思ったよりあるかも。
・地方で優秀人材をリテインするには?⇒地方に留まらせるよりも、むしろ都会から地方に移住したい人のモビリティを担保することが重要?⇒移住したい人の絶対数は今後の自治体の訴求力強化によっても変わってくる
・量子コンピュータは複雑な組み合わせ、例えば創薬の分野などで有望
・論文の英訳はDeep L⇒英文校正の利用でかなりスムーズになる"
自分の領域の研究成果が実務のどこまで訴求できるのかが気になった。文系の研究室のシステムは検討が必要な気がする。人事の面から見た地方創生の難しさは検討の余地あり。
自分の技術を更に活かしたい
ドメインウォール。当たり前だが研究者がいなくなると、分野が縮小する(例:会計学)。お金を取ってこれる研究・研究室。量子センシングおもしろそう。研究のDX(例:論文執筆にDeepL, Grammarly, GPT-3などAIツールを使う)
2. 明日からしたいこと
How google works・経営戦略全史を読む。研究のDX。
・英訳の高速化
・幅広い分野の方々との定期的な情報交換
やはり長期的には、沖縄の地域特性を考慮したマネジメントは検討していきたい。
人事の科学をできるように社内で根回し
久しぶりに京大に行く。(沖縄行ってみたい)
3. 今日の会へのコメント
ものすごく勉強になりました。お誘いありがとうございました。
これからの技術革新や、それに向けて皆さんがどんなことに興味を感じ、どんなことを取り入れているかについて聞けたのがとても面白かったです。ぜひ今後も新しい取り組みややり方を積極的に試していきたいと思いました!
専門が違う人や実務にいる人の話はやはり面白い。沖縄から参加できたのもありがたかったです。
合理化と余白の両立を組織や社会でどうするか考えました
おかげ様で、ちょうどいいアカデミックな雰囲気の中、楽しく雑談できました。お久しぶりや初めましての方が多く、特に先端技術についてわくわくするお話が聞けました。
(オオヤ)