アカデミック雑談会 (Academic Dialogue Networks)

多分野の人とアカデミックな対話を触媒にした定期的なつながりの場

<第10.2回 アカデミック雑談会 online>

皆さまこんにちは!
先日オンラインで開催したアカ談のまとめです。

いつもながら幅広い分野の「アカデミック」な方々にご参加いただきました。データサイエンス、チームワーク、認知科学、公共政策、ストレスマネジメント、教育など。

また関西と関東を中心として、海外からも参加いただきました。オンラインの良さですね。

 

「普段自分では考えないことも考える機会になっていて,刺激になった」や「他の方々がそれぞれの分野での研究に熱意を持って取り組んでいらっしゃるのと同じように、自分はやっぱりこの仕事が好きなんだな!と改めて感じ、もっと極めたい気持ちが高まりました」という感想がありました。他の人の思考や熱意に触れるのは楽しいです。

「全く異業界の人が聞いた時に「面白いね!」と感じてもらえるかどうか、という視点も持ちながらサービスや組織開発の方向性を考えたいと思います」という感想もあり、この場での交流がそれぞれの日常につながっていく予感がしました。

「違う分野について突っ込んで聞ける機会はありがたいと思いつつ、この機会をさらに生かすためには、自分にその分野の基礎的な知識があると良いなと思いました」というコメントもありました。日頃から、自分の興味・関心とは少し離れたものにもアンテナを立てる、まさに”教養”を深めるきっかけにもなる場だったのかなぁと(勝手に笑)思いました。

 

またやりましょう!!


とき・ところ

19:30-22:00@Zoomブレイクアウトルーム

 

19:30-35 チェックイン
19:35-21:55 雑談!(45分×3)
21:55-22:00 シートに記入しながらふりかえり

 

参加者

7名

 

―――自己紹介―――

関心の変遷(始点→終点)

ミクロ経済学→プラットフォーム・ビジネス(構築、ガバナンス)、ブロックチェーン技術

数学・物理・化学 → データサイエンス・統計学機械学習・プログラミング・画像解析・シミュレーション・スペクトル解析・光学・光物理

創造性→チームワーク

ぬいぐるみ→動物らしさの認知科学

物理→公共政策・政治

大型機械の観察装置→ストレスマネジメントツール(現在の研究),ストレスリテラシー向上支援(自主プロジェクト)

日本の若者の生きづらさとは?→前向きに生きられる社会をつくるには?

本1冊

『学問の発見』広中平祐

ウイルスは生きている

問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる

圏論の道案内 ~矢印でえがく数学の世界~

Theory and Practice in Policy Analysis (今読んでいるが、万人におすすめではない)

恐れのない組織--「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす

ニューロダイバーシティの教科書

―――ふりかえり―――

1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと

社会人のチーム的な悩みを聞けたのは面白かった.普段自分では考えないことも考える機会になっていて,刺激になった.自分の研究を説明したことで,こういう応用先があるんじゃないかという提案もたくさん得られて新鮮で良かった.

人間というのは生まれたときは発達障害に近い認知特性をもっていて、徐々に定常になれるヒトとそうでないヒトがいるのかもしれない

他分野といえど話していくと関心が重なる部分が多く、とても興味深く聞かせていただきました。認知科学から霊感やベジタリアンの話にまで広がっていったのには感動しました笑。専門的な知識が浅くなかなか自分の中で整理して言語化できる状態にないのがもどかしいですが、他の方々がそれぞれの分野での研究に熱意を持って取り組んでいらっしゃるのと同じように、自分はやっぱりこの仕事が好きなんだな!と改めて感じ、もっと極めたい気持ちが高まりました。

人は何にどの程度「人らしさ」を感じるのか、の個人差がどのような要因から生まれるのか、という話は純粋な知的好奇心をくすぐられました

自閉症傾向にある人は心理テストや論理テストのようなものに対し、合理的な答えを出すことが多いという。そこで彼らを経済学が前提とする合理的経済人の代表として捉えると、健常者は行動経済学でいうところの非合理的な行動をとる主体と考えることができる。従って彼らと健常者を比べると、健常者の非合理や、非合理の中に隠れた合理性などを分析するのに役立つのではないかと考えた。

「きのこだ」と「抱きしめ合ってる」のせめぎ合い。しめじ農家は食べごろではないというように見るかも。大多数の人は間違ったことをしている(エラーを起こしている)。自分をどれだけ知っているか。社会のストレスリテラシーを上げる。一起業家にできることは限られてる。布教

2. 明日からしたいこと

研究のモチベも上がったので実験準備を頑張ろうと思う.

他の人が持っていた価値観について反芻して自分ならどうするかなど妄想してみたり

自分の研究が社会的にネガティブな印象を持たれた際にどう説明するか考える

考えたいこと取り組みたいことが山積みでどこから手をつけていこうか模索中ですが、全く異業界の人が聞いた時に「面白いね!」と感じてもらえるかどうか、という視点も持ちながらサービスや組織開発の方向性を考えたいと思います。

実験準備

思考

論文のストーリーの改良

3. 今日の会へのコメント

各自の取り組みについて深堀りすることがこの会のいいところだと感じました.積極的に今後友人を繋げて新鮮な話ができるとうれしいです.

1つの議題について様々な専門から話し合えるのが面白かったです、ありがとうございました。

普段他分野の方との交流が少ないので、新しい切り口をいただける貴重な機会でした。親身にコメントご質問いただきありがとうございました!

違う分野について突っ込んで聞ける機会はありがたいと思いつつ、この機会をさらに生かすためには、自分にその分野の基礎的な知識があると良いなと思いました。疑問が生まれやすいので。

色々な話ができて楽しかったです。ありがとうございました。

いつもながら楽しかったです!とても自然に話が広がっていって、思考の宇宙を漂っている感じでした。

 

(イナダ)