アカデミック雑談会 (Academic Dialogue Networks)

多分野の人とアカデミックな対話を触媒にした定期的なつながりの場

<第19回 アカデミック雑談会 online>

皆さまこんにちは!

先日オンラインで開催したアカ談のまとめです。

感想でも書いていただいていますが、分野や世代が、近いところもありながらも程よくばらけていて、バランスの良い構成になっていました。海外を含めて、様々な地域からご参加いただき、オンラインでの開催の意義を改めて感じました。(オンサイトでも!というご意見があったので、またぜひ企画したいと思います)

それぞれの「好き」の理由や研究への向き合い方を共有することで、新たな視点やモチベーションが得られ、学問の楽しさを改めて感じる機会となりました。

以下の自己紹介・ふりかえりの内容から、当日の雑談の雰囲気を感じてみてください。


とき・ところ

19:30-21:30@Teams

19:30-35 チェックイン

19:35-21:30 雑談!(30-40分×3)

 

参加者

6名

―――自己紹介―――

関心の変遷(始点→終点)

ミクロ経済学→組織デザイン、リソースベースの戦略論、京都の企業家エコシステム、シミュレーション

高校数学全般→数論幾何学代数幾何学

地震→大気の数値計算

音楽表現・理論→教育

英文法▷しあわせ・Well-being

物理→気候

 

本1冊

京都経済同友会の30年

オイラーの贈物

内海健自閉症スペクトラムの精神病理』

鑑賞のための 西洋美術史入門 (視覚デザイン研究所)

細谷功『フローとストック』

バリ山行

―――ふりかえり―――

1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと

人が自分が好きなものを分析するのを覗き見するのが面白かった。なぜそれが好きなのかというのは素朴でパーソナルな問題だけど、それぞれがその理由を掘り下げるのを通してある物事の表面上ではないコアの部分の魅力を共有してもらえたのが貴重でした。

その分野の研究をするのには必須だが体系的にまとまってはいないスキルを習得する方法ことに、分野を超えた共通性はあるのか?

研究対象となる分野・現象そのものへのこだわりではなく、問題があってそれを探っていくプロセスが好き・楽しいという声が、ちらほら聞かれて、共感した。そのような内発的な動機に加えて、社会(価値を分かってくれる人たち)から評価されることもうれしい。自分は昆虫採集ならぬ「企業採集」が好きなことに気づいた。

アカデミアの中でも興味の持ち方や物のとらえ方多種多様であり、分野横断的な研究というのの存在意義が強く感じられた。一方で、結局今の環境が一番自分に合っているんだなということも感じた。もうしばらくは今の分野で食いつないでいきたい。

2. 明日からしたいこと

音楽聴きます

勧められた音楽を聴く、本を読む

紹介いただいた概念・事例について調べる

とりあえず論文執筆に戻ります...

3. 今日の会へのコメント

また皆さんのお話を聞きたいです。(オンサイトでもやりたいですね?)

程よく専門がバラけていて面白かったです

みなさんすごく自分の研究テーマ・モチベーションをうまく言語化されていて、すごいなと思いました。最近は同じ分野・関心の方とツーカーでお話することが多かったなと気づきました。

皆さん色んなことを教えてくださり、とても楽しかったです、ありがとうございました。

 

(イナダ)