アカデミック雑談会 (Academic Dialogue Networks)

多分野の人とアカデミックな対話を触媒にした定期的なつながりの場

<第6.1回 アカデミック雑談会 online>

皆さまこんにちは!

先日オンラインで開催したアカ談のまとめです。

今回はアカ談の創始者の1人であるナガオカさんとの共同開催でした。ナガオカさんが初期メンバーの方々にお声がけしてくださり、「お久しぶりに会う方が多くて個人的にとても有意義でした」というコメントのように、とても久しぶりに参加される方が多かったです(もちろん初参加も大歓迎です)。また大阪、京都、東京やスイスから参加され、オンラインの良さを改めて感じました。

ある方の「参加者の分野が色とりどりで極めて文化的な時間でした」というコメントのように、いつもながらですが、多様な興味・関心をお持ちの方が参加されており、2時間半の長丁場ですが、まだまだ聞き足りない・話し足りない!という感じでした。

個人的な話でいえば、専門は経営学で、経済学のことはそこまで詳しくないのですが、その区分は現実社会から考えればあるようでないようなものなので、狭い意味での学問分野にこだわらずに、幅広く学ばなあかんなぁと改めて感じました。

とにかく、とても楽しかったです。またやります!

 

とき・ところ

2/28(土) 19:30-22:00 

 

参加者

6名

―――自己紹介―――

関心の変遷(始点→終点)

ミクロ経済学→→プラットフォーム・ビジネスの構築プロセスとガバナンス(縦断的ケーススタディ、エージェント・ベース・シミュレーション)

(変遷というより蓄積、学部から)ペプチド化学→単一細胞解析、マイクロ工学、統計力学

電気工学→バイオ

科学、数学→ビジネス、投資

野菜→Make money

数学→データサイエンス・プログラミング・最適化・ゲーム理論

 

本1冊

『はみだす力』スプツニ子!

エヴァンゲリオン登場人物の心理学的な考察っという論文(?)が面白かったです。

イシューからはじめよ

ガロア理論の頂を踏む。セルフコンテインドで証明は抽象的すぎず、ガロア理論のために最短距離で理論が書かれていると感じた良書です

コンビニ人間

『メカニズムデザイン』(読んでない)、『しっかり学ぶ数理最適化』(読みたい)

 

―――ふりかえり―――

1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと

また1つ自然科学の領域に光が灯った。専門家がいることは良いこと。仕事=実装?

自分が学びたいと思っていることを他の人が少しでも知っていたり、同じように興味をもっていたりすると、その事柄が自分の中でよりパーソナルなものになるので、学習へのハードルが低くなることもあるのかなと思いました。

食と経済理論のマッチング(美味しいものを食べたい:食の欲求、健康に良いものを食べるべき:食の知識、健康のために何を食べるべきか、どこに価格の安くて健康なものがあるか:限定合意性、をどうバランスさせるか?)

・マイクロ工学ではシリコンチップ上を使うことで実験の効率性やミクロな実験(1細胞ごとに実験など)ができるようになり、様々な応用が考えられるらしい。
バイオインフォマティクスや微生物レベルでのゲーム理論(特に戦略的に""チートする""微生物の出現など)が面白そう。
・組織同士の利害の関連性などを図式化し数学的に定式化することで、組織活動の課題が構造的に解決可能なのか不可能なのかを示してくれる理論が作れたら面白い。

国交省の海事局は、経産省厚労省のような機能もあり横断的。生体機能チップのようなツールが登場すると、研究も進化する。経営学を大学(ラボ運営)に取り入れたらよさそう。

 

2. 明日からしたいこと

WIREDを読む。定時で帰って自己研究の時間を作る。

今からゲーム理論が細胞レベルの生物学に使われている例を少し調べてみます。

食と経済の問題をもっと調べて見たいです。

ゲーム理論の勉強、プログラミングの目的探し

論文を仕上げて投稿する。

 

3. 今日の会へのコメント

参加者の分野が色とりどりで極めて文化的な時間でした。

思ってた以上に自分の研究の話をすることになりました。他の分野の方が興味持てるような話し方、背景知識をきちんと入れておかないといけないと思いました。ありがとうございました。

ありがとうございました!すごく実りのある時間になりました。ぜひ参加者とfacebook(か何か)で今後とも繋がりたいです。

お久しぶりに会う方が多くて個人的にとても有意義でした。

経営学ではサイエンスと現場の事情のうまいバランス(距離感)が大事だなと改めて思いました。アカ談の初期メンバーの方が多く、とても刺激を受けました。ありがとうございました!

 

(イナダ)