アカデミック雑談会 (Academic Dialogue Networks)

多分野の人とアカデミックな対話を触媒にした定期的なつながりの場

<第6.2回 アカデミック雑談会 online>

皆さまこんにちは !

先日オンラインで開催したアカ談のまとめです。

詳しい内容や雰囲気はスクロールしていただいて、自己紹介やふりかえりを見ていただければ幸いです。

あえて付け加えるとすれば、久しぶり・初めて参加された方の感想として

「学問の話から仕事の話まで、幅広い雑談ができるコミュニティは貴重だと思いました」

「普段話を聞くことのできない人が、沢山いてとても貴重な場でした」(注:太字は執筆者)

というものがあり、参加者の皆さんのおかげで、アカ談という場がよいポジションを取れているのかなと思いました。

運営者(といっても声かけをするぐらいですが)としては、そのような貴重な場をぼちぼち継続できればと思います。のでまたやりましょう!

 

とき・ところ

2021年3月13日 19:30-22:00

Zoom

参加者

6名

 

―――自己紹介―――

関心の変遷(始点→終点)

ミクロ経済学→プラットフォーム・ビジネスの構築プロセスとガバナンス(縦断的ケーススタディ、エージェント・ベース・シミュレーション)

経済学→会計学、心理学、民法

ヒトの成り立ち(身体・精神とも)、生きる意味、考えを表現する手法など

国際政治→中国

理論生物→進化

数学→データサイエンス・プログラミング・最適化・ゲーム理論

本1冊

タモリのTOKYO坂道美学入門

財務会計

『夜景座生まれ』最果タヒ

「食は広州にあり」邱永漢

進化倫理学入門(未読了ですが)

『メカニズムデザイン』(読んでない)、『しっかり学ぶ数理最適化』(読みたい)

 

―――ふりかえり―――

1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと

最近仕事のことしか考えられなくなってました。

ウィルスについて、その歴史、発展進化形態などについてはまだまだ分かっていない分野が多いこと。質問を受けるに当たって皆中国という隣国に関心があるということ、何故日本人はそこまで日本の政治や社会システムの良さや悪さを客観的にみれないのだろうか。

簡単な二項対立で考えてはいけないなと思いました。民主主義vs社会主義、島国vs大陸、とか。

・多くの人の関心事や共通事項である社会的な事柄に自分が全く無関心・知識がないことが分かる。
・社会を良くしようとして働いている人が(意外にも)多いという話を聞いた。資本主義と道徳的な事柄との関係について少し考えようと思いました。

・ウイルスは変異率が細菌に比べて高く、宿主に依存するという特質性から細菌とは最適生存戦略が異なりうるという観点は興味深かった。
・日本は~~制度の改善が遅れている、という議論をよく見るが、他国と比較した際に何か制度論的に意思決定の遅さを説明できるのではないか。

決まりを作っても人によって解釈が分かれる。税務署は企業のルーチンを把握して、異常値が出たら調査を行う。わりとVC(venture capital)というマナーな仕事への関心が高まっている気がする。規定というものは硬直化することがある。

2. 明日からしたいこと

ゲーム理論の復習・社会への応用

日本の最近のニュースをもっとまじめに読まねば。

赤坂の坂道を確認する。

とりあえず、きちんと研究したいです。

細菌の本だけでなくウイルスの本も読んでみる

「後輩たちが苦労しないために苦労する」by谷さん

3. 今日の会へのコメント

普段関わらない方々とお話しさせていただき、自分の世界を広げなければと思いました。

アフター会で言ったように、以後アフター会で言ったように、以後フォームの代わりにブレインストーミングのアプリなどを活用してみるのもありかもしれない。

久々のアカ談ですごく楽しかったです! 学問の話から仕事の話まで、幅広い雑談ができるコミュニティは貴重だと思いました。

・普段話を聞くことのできない人が、沢山いてとても貴重な場でした。
拙い話を聞いていただけて、大変ありがたかった。
・科学の場と離れた立場の人が科学についてどのような考えを持っているのかをもう少し聞ければ良かった。
・また、参加させていただければ幸いです。

研究の話も業務から得た問題意識の話もどちらも興味深い話が多くて勉強になりました!

組織の話を行政学と生物学と経営学の観点から話せておもしろかったです。素人の思いつきを詳しい人がしっかり打ち返してくれる、というコミュニケーションはとても楽しいなぁと思いました。そのためにも様々なことに関心を持ち、レセプターの感度をあげておかねば。

 

(イナダ)