アカデミック雑談会 (Academic Dialogue Networks)

多分野の人とアカデミックな対話を触媒にした定期的なつながりの場

<第8回 アカデミック雑談会 online>

皆さまこんにちは!

先日オンラインで開催したアカ談のまとめです。

気軽に、各地から、思い思いに参加できるのが、オンラインの良いところだなと毎度思っております。

とき・ところ

6/20(日) 19:30-22:00

Zoom

参加者

6名

 

さて今回も文理を問わず、様々な分野の方にご参加いただきました。また大学に所属している人(狭義のアカデミックな人)だけでなく、企業等で働いておられるアカデミックな方も参加されており、とてもよいバランスでした。

「違う分野で活動していても、お互い似たようなことに関心があることが多いと感じました」という感想が、ある方からありました。こういう気付きがあるのが、まさにアカ談の醍醐味だなと思います。

 

また「アカ談での会話は明日からすることには直接つながるわけではないが、今後ふとした時に思い出し、自分の話の引き出しにしたり、探求の元となったり、話した人に連絡をとるのかなと感じます」という感想もありました。

(これはそのままアカ談のボディコピーにしたいくらいです笑)

こういう”雑談”の場をこれからも続けていきたいと思います!楽しかったです!

 

以下、参加者の方の自己紹介とふりかえりです。

―――自己紹介―――

関心の変遷(始点→終点)

ミクロ経済学→プラットフォーム・ビジネス(特に構築プロセスと運営+ブロックチェーン)+ケーススタディ、シミュレーション、NLP

財政→人工知能(言語)

マクロ経済学 → 産業組織・国際経済

ブータン -> ブランディング(国家ブランディング) 

創造性→チームワーク

音楽→芸術

本1冊

『世界標準研究を発信した日本人経営学者たち』

リーダブルコード

2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ

空気の研究 失敗の本質

凡才の集団は孤高の天才に勝る―「グループ・ジーニアス」が生み出すものすごいアイデア

ブルーピリオド

―――ふりかえり―――

1. 話をしていて思ったこと / 考えたこと / 気づいたこと / 疑問に思ったこと

"チームの創造性の研究をする時に、ワークショップで被験者を対象にすると、外部からの情報(知識?)の流れが影響を与えているのかが、追いやすい。

特許データの整備が進んでいるが、それを使って知識の流れを把握する手法には困難な点が多い(製造業に偏っている、そもそも秘密主義で特許を出さない、関連の薄い特許でブロックするケースもカウントしてしまう)。 

研究(or計画)の発表の方法として、ポストレビュー、プレプリント(ネット上に公開)というのがあり、機械学習の分野では盛ん。 

研究のトレンドってなんだろう。"

違う分野で活動していても、お互い似たようなことに関心があることが多いと感じました。

音楽と言語獲得をテーマにした感性の研究。Staff Scientistの支援。目的と雰囲気にあったコミュニケーション。R&Dの経済理論、M&Aの経済理論。より実験的により検証可能となった自然科学としての経済学。「貨幣」を超えた価値の定量化。プロトコルとガバナンス。

ブータン:「幸福な国」というイメージがプロモーション・観光につながる。機械学習の分野では論文数が多く、レビュアーが足りない。ジャーナルに載りやすい研究?答えられる問いを見つける? アカデミアと芸術の共通点:ビジネス価値とシステム化による営みのサポート

ブータンの幸福度インデックス作成の取り組みは非常に興味深かった。実施可能性がブータンの特徴による部分は合ったが、十分他の国に活かしうるものだと感じた。ただし、これをどのように活用しているかはもう少しケーススタディしたいなと感じた

2. 明日からしたいこと

論文を進める

最近の研究を幅広く勉強したい。

広い視野を持ってキャリアを考えたり、目の前の仕事を進めます。

運動と研究

引き続き研究。アカ談での会話は明日からすることには直接つながるわけではないが、今後ふとした時に思い出し、自分の話の引き出しにしたり、探求の元となったり、話した人に連絡をとるのかなと感じます。

3. 今日の会へのコメント

とても楽しかったです。主催していただき有り難うございます。

面白い話ばかりで、とても刺激になりました。

とても楽しくて、学ぶもの知るものが多かったです。ありがとうございました。

いつもながら楽しくあっという間の2時間半でした!雑談をしていて、経営学は「おもしろいものを生み出せるぬるま湯」だと思ったので、まったりとおもろい研究を続けたいと思います。

お誘いありがとうございました!またぜひ呼んでください

 

(イナダ)